ぐりぐりと机におでこをつけて唸ると「やめんさい」とさーやんに軽いチョップをされた。それ自体は優しいものだったんだけどおでこからの振動が机に伝わり返ってきたという。2次災害は痛かった。
「あ、そだ!もう1つあるよ!」
「えっ」
もう1つだと?!話す以外の選択肢があったのか!!
それってなに!!と期待に満ちた目で見上げるとゆーみんはにんまりと笑みを浮かべて。
え、なんだろ。その笑顔ちょっと怖い…聞いたことが間違いだったかもとぼんやり考えていると。
「あのね、やっちゃん」
「は、はいっ」
声を潜めるゆーみんに思わず姿勢を正してこちらもどうように小さく返す。
「な、なんでしょう…?」
「話すのがまず無理って思ったら、彼氏さんに抱き着いて、」
「だきつく?!」
「そ!それでもって首筋に吸いついちゃえ!」
「すっ…?!!」
ぼぼぼ、と顔が急激に赤くなる。それはもうりんごのように。
だだだだだってす、す吸い付くって…!!えっ?そんなことしたら怒られない?というかそれ以前に引かれちゃったりしたりするんじゃないの?!


