それが伝え方なのです




ぷしゅーっと顔から湯気が出そうなくらいに真っ赤になるわたし。煩悩そぎ落とすために来たのにむしろ増してるような…恐ろしや静くん。



「やよ、彼氏の前で何他の男について行ってるの」


「い、いや、その、」



あわあわと慌てていると前から視線を感じてそちらに目を向ければ遊ぼうよと誘われた男の人たちに凝視されていて恥ずかしさから眩暈がした。



「し、静くっ、ここ、外っ、人!!」



見られてるから離れて!と慌てるわたしに対して静くんはいつもと変わらない態度でさらに抱きしめる腕に力を入れてきた。せせせ背中の密着度が…!!



「この子俺の子だから、他あたってくれる?」



いつもより少しだけ険しさを感じる低い声にピクリと肩を揺らしてしまった。も、もしかしなくても怒ってマスか…?


しおしおとおとなしくなるわたしに誘ってきた男の人たちは連れがいたのかとすぐにどこかに行ってしまった。


ちょっと待ってヘルプミー!今静くんと2人っきりはハードルが高い気が…!!



「あ、あの、」



とりあえずこの態勢をどうにかしようとというかまず腕を離そうよと口を開こうとすれば静くんはわたしの手をつかんでザブザブと陸、ではなく沖の方に向かっていくのだから頭の上に?が浮かんだ。



「え?え、静くん?」



あっという間にお腹も胸も肩も浸かって足が、って。



「ちょっ、と待って!」



静くんは身長高いからいいかもしれないけどさすがにわたしはここまで来たら足つかないよ!現在つま先で頑張っ、ってほんとにストップ!!