「迷ってた進路もちょっと興味出そうなの見つけたし」
まだまだぼんやりしていて将来この職業に就きたいっていう明確な目標じゃないけど、こういう分野に行きたいなぁっていうのはちゃんと見つけたし。
「なんとかなるかなぁって」
「…弥生って意外と度胸あるわよね」
「度胸があるっていうか楽天的というか…」
「?」
はぁ、とため息をこぼす2人にキョトンとしてしまう。なんでそんな呆れたような表情なの?
まぁいっかと早々に考えることを放棄してさーやんを見る。
「さーやんはどこ行くか決まったの?」
「あたしは剣道あるところ」
「あはっ、さすが紗耶即答~」
噴き出すゆーみんにさーやんが鋭い一瞥。まさに武士って感じで少し怖かった。
「まぁ受験云々よりあたしは大会が先かな。できたらそこでいい成績とって推薦狙いたいのよね」
おぉ、とゆーみんと2人で思わず感心。さーやんそんなこと考えてたんだ。
そういう筋道立てて先を考えてるところはさすがだ。ほわっとしか考えていないわたしとは雲泥の差だ。
「剣道の大会って夏休み入ってすぐだったよねぇ?」
「そ。夏休み入って最初の土日」
「2人で応援行こーね、やっちゃん」
「うんっ」


