内心ドキドキで薄っすら冷や汗を感じながら誤魔化したけど我ながら無理矢理感が半端ない。
それでも「虫…そうだね」と話を合わせてくれた静くんは優しい。そして誤魔化してしまったわたし……ずるい。
でも静くんにむ、ねのこと聞くとか恥ずかしいし。ふ、普通に言うって言っても意識しないで言える自信とかないし。
でもゆーみんが言ってたな。「気になることは聞かないとわからない」って…気になる、し、聞きたい、けど…けど……!!
「し、静くん、は、」
「?」
「むっ、む…虫では何が好き?!」
うわーっ、何言ってるんだろわたし!意気地なし!小心者!根性なし!しかも変なこと聞いちゃったよ!
静くんも心なしかキョトンとしてるし!もう、5秒前に戻りたい……
「そうだね。小さい時はカブトムシとか集めてたよ」
「へ?そ、そうなんだ…」
カブトムシ…静くんがカブトムシ。ちょっと意外かも。
静くんって外で遊ぶより家の中で本を読んでいるイメージが…あ、でも外で遊んでる小さい静くんっていうのもかわいいかも。


