思い出したらなんだかもっと嬉しくなって思わず小さく笑みがこぼれる。
「やよ?」
「あ、なんでもないの!」
えへへ、と誤魔化すように笑うと不思議そうにわたしを見るのでコップに口をつけて再び誤魔化した。
「そういえば今日ね、学校でね、」
ゆーみんとさーやんとした話のことや学校のこと、果ては家であったお母さんもの喧嘩の話までして。
久しぶりに会えて自分でも気づかないうちにテンションが高かったんだと思う。あとで冷静になって気づいたことだけど。
「それでね、今日のお昼にゆーみんたちとむ…」
ピタリ、口が止まって言葉が途切れた。当たり前だ。
(わたし、気づかないうちに何を言おうと……!!)
つい自然な流れて今日話していたむ、胸の話をしようとしちゃった!!
うわーっ!とボボボと顔に熱が昇る。
「む?」
「むっ、むー…そう!虫の話してて!!」
「虫?」
「うんっ、これから虫が増えるねー…って」


