女の子なら小さいときに一度は夢を見ると思う。白いドレスにレースのベール、百合の花束を持って大好きな人の隣で永遠を誓うことを。


見つめなおしてみれば今までたくさんのことがあった。いつもいつも甘えてばかりで、甘えすぎちゃって自分のこと嫌いになったり申し訳なくて逃げたくなったり。


実際に逃げたりもしてそのたびにいつもみたいな困った顔で、ときには心配そうに眉を下げて泣きそうな顔をしていたり怒ったように口を堅く結んだままだったり。


なんだかんだで最後には仕方ないなぁってちょっと困ったように笑みを浮かべてわたしの手を引いて一緒に帰ってくれた。


いっぱい我慢して苦しいことやつらいこともあったけど、それを乗り越えた分もっともっとお互いを想い合う気持ちは重なって、絶対に崩れたりしない絆になった。


だから出会ったときより、付き合ってたときより、一緒に暮らしていたときより、もっともっと抱えきれないぐらいに今のあなたが大好きだって気持ちを自信をもって伝えられるよ。