私がクッションを投げると、それは真をすり抜けた。 『おぉ……!』 なに感動した顔してんのよ。とか、なんで驚かした。とか そんな言葉よりも先に「ま……こと…?」と口からこぼれた。 『おうっ!!』 ニッと笑いながらそういう彼を見ながら、私も笑いながら