その時は祖母の姿を見て、もう駄目だと思った。
しかし祖母は一命を取り留め、退院した。
医者には「80までは生きられないでしょう」と告げられたことを母から聞いた。
祖母が何故入院しているのかは聞かされていなかった。
祖母が肺がんだったということは後から知った。
当時、祖母は76歳だった。


退院したが、それからも何度か祖母が危険な状態になり、入院したことが多々あった。
しかし祖母は毎回一命を取り留め、退院することができていた。