そりゃ、気づかないと思う。
だって普段接点がないもん。
華桜とハル。
クラスは一緒なのに、ハルはずっと女子に囲まれっぱなしだし。
でも今日は、今まで接点がなかったハルと華桜に接点を作る日。
微妙な心境だ…。
接点がないのがせめてもの救いだったのに。
その話を切り出したのは、歩きだしてから5分くらい経った頃。
「あのさ、華桜?」
「んーどしたの?」
「同じクラスの丘本 春也っているじゃん?」
「あー!あのモテてる人でしょ?」
華桜のハルへのイメージがモテてる人って…。
まあそうだけど。
ドンマイ!ハル。
心の中でハルを元気付ける。
「丘本がどうかしたの?最近三月と仲良いよね?」
「うん。なんかね、一緒に話してみたいんだって。」
「私と?」
「Yes!」
「ふーん。」
「だから、一緒にご飯食べよーって」
「いーよ。けど、何で?」
そう来たか!
なんとかごまかさなくちゃ‼︎
「ハルと一緒に話してたらね、そういう話題になって…。」
「ふーん」
ごまかせたよね!
感謝しなさいよ!ハル!
なーんてね。

