教室に入るとみんなによかったよ、おめでとうと言ってもらえた。
でも、私は逆にお礼を言わないと
「みんな、ありがと!
私、ワガママばっかで迷惑かけて
みんなの気持ちを裏切ったりしちゃったけど
みんなが最後まで応援してくれたから歌いきれたよ。
ほんとにありがと!」
「三月〜!よかったわよ〜」
「うんうん。流石俺の三月」
そして、なぜにこの人たちはここにいるの?
お姉ちゃん、お兄ちゃん。
ハルはどこだろう?
教室を見渡してもどこにもいない。
「三月、どうしたの?」
私の様子に気づいたのは華桜。
「ハルしらない?」
「春くん?しらないけど、白石くんなら知ってるんじゃない?」
「白石くん!ハルしらない?」
「あー、春也なら、ミスタコンで、もうステージ裏」
ミスタコンが始まる前にハルにお礼が言いたい。
そう思って、私はハルの元へと走った。

