「俺と付き合って」
昼休み、いつものように友達とお弁当を食べて雑談タイムに移ろうとしていた私の元に突如現れた目の前の人物。
その人に屋上に呼び出され…今に至る。
私の頭のてっぺんにはたくさんのクエスチョンマーク。
私に告白?してるのは同じクラスの
丘本 春也 (おかもとしゅんや)君。
私達はクラスが一緒というだけでなんら接点はない。
話したこともあるかないか…。
多分あったとしても、ノート出して、とかその程度の話。
というか、容姿端麗、頭脳明晰の丘本君。
クラスでも、よく女の子に囲まれているのを見かける。
私なんて特に目立った要素もないし、話しやすくもないし。
私よりももっと可愛くて、明るくて、面白い子のほうがいいのでは…?
女の子選び放題でしょ、あなた。
聞こえるはずもないのに、頭の中でこんな事言ってみる。
まあ、聞こえる事はないんだけどね?