「ハル!私の特技教えて!」




「知らねーよ。
あっ、あった。あんじゃん。」





「なに?」










興味津々で聞く私。


だってこれで探さなくって済むし!





ところがハルはニヤッと笑うと











「どこでも寝れること」











と言った。











「寝れないわっ!あーあ。ハルに頼んだ私が間違いだった。
もう一回相津くんのところに行ってこよ!」




「はあ?相津?」




「うん。」




「俺がちゃんと探してやるから行くな。」











ハルはむすっとしたようにそういった。










「なんでよ!」




「何でも。」










ハルって意味分かんない。