私は華桜から告げられた言葉の意味を
理解できなかった。
華桜が…フラレタ…?
それって、ハルに…?
そんな…。
ハルはあんなに華桜の事好きだったのに…。
「他に好きな人できたんだって。」
そう言う華桜の横顔は見ているコッチが悲しくなるほど
儚かった。
「私思うんだ。春くんは元々私のこと好きじゃなかったって。
私、罰当たったのかな…。三月にあんなこと言ったから。
三月が大変な時に私自分のことばっか考えて…ごめんなさい…。」
華桜がこんな事思ってたなんて…。
「気付いてあげられなくってごめんね…。
消えない傷を負わせちゃってごめんね…。」
「華桜!華桜のせいじゃない!
そんなことまで自分のせいだと思い込まないで!
あれは私の責任。
私こそ華桜が今ハルにふられて辛いのに、
こんな事まで責任感じさせちゃってごめん。」
そう言っても華桜は下を向いたまま。
「私、華桜が思ってるほど傷深くないと思うよ?
ほら、元気だし!
だから、華桜も元気になって?」
「本当に…?本当に平気?」
「うん!華桜より全然元気!
だから私は華桜の方が心配だよ?ほら元気出す出す!」

