「華桜、改まって私に話って?」
すると急に強張った顔をする。
嫌な沈黙が走る。
ハルの時と違って、破りたくない
なんて、そんなこと思えないような…。
緊張感が伝わってくるような、
そんな沈黙。
だけど、私から破ってはいけない気がした。
華桜が話し出すのを待つ。
「私ね、前から…春くんのことが好きだった。」
話し始めたかと思えば、急にそんなことを言い出した。
「三月と春くんが一緒に居始める前から。
私の一目惚れ。
入学式の日、私ね告白されたの。
でも知らない人だったから、丁重にお断りした。」
話の内容はだいたい掴めた。
だからって私に何の用だろう?
「その人かっこよかったんだけどね。よく知らないから。
そしたら、その人すごい人気がある人みたいで、女の先輩に囲まれちゃって…。
あーこのままだったら、私大変だ!って思った。
その時、助けてくれたのが、春くんだった。」
華桜、私には一言もそんな話してくれたことなかった。

