でも、こんな事言われて自信がつかないわけがない!


だって私はバカですし!









「ゴメンなさい!ゴメンなさい!私さっきから雰囲気壊しすぎじゃん!
誰かこんなわたしを罵ってやってください…。」









そう言うとクラスのみんなは










「もうバカじゃん三月!」




「三月だから仕方ない!」




「境は天然バカだしな!」










とか言ってくれたけど、最後の奴!









「わたしは天然じゃなーい!」









急に声を上げた私にみんな驚いてる様子。









「ただのバカです〜!」








そう言った瞬間、クラス中が笑いの渦に。


結果オーライ?






すると隣で笑ってるハルが









「ミツ天才!…ぶはっ!」








とか言う。



天才?









「いや、天才じゃなくってバカなんだって…。」





「いや、天才だよ!…ある意味」





「ハル今ある意味って言ったー!」





「聞き間違え、聞き間違え!」





「間違ってない!言ったもん!」




「ミツは耳までバカになったんじゃない?」




「ねー!最近聞こえないと思った〜!…じゃないっ!耳は良い!」




「じゃあ、どこが悪いんだよ。」




「脳みそが…ちょっと。」




「ちょっとじゃねーよ」




「ちょっとです〜!ほんの少しです〜!」





「ミツがちょっとだったら、みんな天才だわ!」










この会話を聞いていた人々はゲラゲラ笑いだす。









「やっぱ伝説の女だわー!最高ー!」




「三月うけピー!」




「やー!お前らサイコー!」




「2人って仲良いよね?」









あれれ?


話がまずい方向に…。









「ねー!お似合い!」




「もしかしてもう、付き合ってるとか?」




「えー!中村さんじゃないの?」




「でも、三月と春也くんの方がしっくりくる。」




「ねー!三月なら許せるー!」











はい、コレはまさにまずい展開です!



なんとかしなくては!










「いやいや〜、皆さん。私達を良いコンビだって?そうなの!
実はお笑いコンビやろうと思っててー!皆のお墨付きだね!売れる事間違いなし!」





「そんなん思ってねーよ。」




「んな!思ってるんです〜!ヒソカアニ!」




「なんだよ、ヒソカアニ、って」




「間違えたんだよ!うるさいな…」




「どうやったらそうなるんだよ!」




「あっ教えて欲しいの?」




「結構です。」




「えーなんでよー!」