と思ったけど、
〝パチパチパチパチ〟
どこからか聞き覚えのある音が聞こえてきた。
拍手?
周りを見ると観客の一人が拍手をしている。
それは…ハル?
なんで拍手?
と思っていたらハルの拍手はどんどん伝染。
ここら一体の観客たちが一斉に拍手しはじめた。
なんかの儀式?
するとハルが口を開く。
「すげ〜!こんだけの人数相手にしようとしてたの?ミツ。
勇気あんねぇ。それに引き換えケバクソ女の方は、6人。
どんだけ臆病なんだし。
ミツを見習え!」
そのハルの言葉で観客たちはドッと笑いだした。
すると、ケバ女達は顔を赤くして
「堺 三月 覚えてろよ!」
とか言って行ってしまった。
ふぅ。一安心。
じゃないっ!
「ハル!何呑気にしてんの!?華桜が危険だったんだよ!」
「あー。知ってる。それで駆けつけたのにミツが啖呵切ってたし。観戦してた。」
「観戦してた。じゃないわよっ!どんだけ怖かったと思ってんの」
するとまた、ハルと私のやりとりを見ていた観客たちはドッと湧いた。

