「今日はね、報告に来たの。親友だから…。」
そこで、華桜の顔が曇った。
何かを思い出したかのように。
「って、ウザいよね。」
「えっ?」
「三月が先に春くん好きだったのに、急に横入りして取ってて。
泥棒猫って感じなのに、それをわざわざ報告って…。どうかしてるよね!」
そう言って華桜は悲しい顔をして
「先行くねっ!」
と言って走り出す。
私も急いで追いかける。
「待って!待って華桜!」
そして、腕を掴んだ。
ちなみに足は早い方。
「そんな事思ってないから!」
華桜の肩が震えている。
もしかして、泣いてる?
「華桜?」
「ごめんね…ごめんなさい。」
「なんで謝るのよ!」
苛々して思いっきり叫んでしまった。
すると、華桜の肩がビクッと震えた。
「私は、祝福したいと思ってる。
なのに、勝手に解釈して逃げられた方がよっぽどやだよ?
確かに、ハルの事好きだよ。
バレそうだから、今はもう好きじゃないとか言わない。
でもね、親友に彼氏ができて嬉しくないわけないでしょ?」
「うん。ごめんね…?」
「ほぉら!あやまんないの!
これからは好きなだけのろけて良いから!」
私がそう言うと
「うん。うん!大好き!三月!」
華桜が抱きついてきた。
「私も好きだよ!」
一件落着して学校に向かった。

