ミツにひどい言葉で振ってくれと言われた時正直俺は驚いた。
それに今まで一緒にいたし下手したらそこらの男友達よりも、
仲よかったかもしれないミツにそんな事言うのが…
嫌だった…。
でも、ミツはそんな事お見通しだった。
俺が断れないように
『最後に』
と言った。
俺は最低な言葉でミツを傷つけた。
ミツにそう言えと言われたからと言ってその言葉を口にしたのは俺だ。
そんな俺にミツに話しかける権利はないのかもしれない。
でも、気まずいのは嫌だった。
そんな俺の勝手な気持ちでミツに挨拶をした。
『おはよう』
と言って。
これは賭けだった。
ミツに無視されるか
返してくれるか。
無視されてもいい状況だった。
それでもミツは返してくれた。
だから俺は1週間挨拶し続けた。
でも、それ以上話す事はなかった。