「組長!?…っ失礼します!!」
開けるのを迷ってた付き人の奴がドアを開けた直後、左手を振るい、入れ違うように外に飛び出す。
ドアを開けた奴が振り返るとその顔には禍々しい赤が飛んでいて、すぐに視線を逸らす。
「な!?…っな…なんだっあぐ…ぐぁあああ!!!」
「な…」
なるほどね。あのおっさんが慌てるわけだ。
たぶんここは地下。そして、この部屋以外には何もない。ドアのすぐ右はもうコンクリート壁で、左側には短い廊下の先に数段の階段とドアがある。
まさに袋小路。逃げ場がないってことね。
背後で人が倒れる音がする。目の前には、後2人。
「お前は!?」
「このあまぁぁああ!!」
「っ!?よせ!!!」
あれま、血の気が多いこと。
物騒な銃口が向いた直後、破裂音が耳を貫く。瞬間、熱を持ったのは頬と左肩だ。頬はかすったけど、肩は貫通?
白かったはずの制服があっという間に染め上がる。
でもまぁ、ちょうどよかった。
一気に距離を詰めて銃を持ってる方の男に赤をつける。離れようとするなり胸ぐら捕まれるけど、そこは赤の巣窟。


