朱色の悪魔


「…っは!!」

起きたらお部屋にいた。自分のお部屋…。

寝ちゃった。ガッツリ寝ちゃった。…。

「すぅ…っ。…弟くんのばーかー!!!!!」

思いっきり叫んだ。全力で叫んだ。家に響き渡るくらいに叫んどいた。

ふむ。よし起きよう…。起きよ…。………。おき、れないっ。

あ、そういえば昨日の夜薬飲んでない。…。

「…えーん」

嘘泣き。でも、どうしよ。体に全然力が入らない。

とりあえず…。

うんしょと寝返り。布団が絡まった…。掌を布団に向けて、よいしょー!

「朱音、魁怒って…。…朱音、わかったからちょっとうつ伏せになろうか?」

次男さんだ。言われた通りにべちょって布団に伸びた。

すぐに仰向けにされて、肩と膝の下に手が入る。お姫さま抱っこ。スウェットでそんなのされてもなぁ。

「むー」

「ん?あ、ドレスに着替えさせてあげなきゃいけなかったね」

「ん!」

次男さんのこういうノリ大好き。

すりすりしといた。