朱色の悪魔


「朱音何やってるの?」

あ、次男さんだ。今日は早いんだ。

頭くしゃくしゃにされた。む。

「朱音、薬効いてないんだって?」

「一時的」

「それ効かなくなる兆候。週末にやるけど、その前に検査しとこうか」

父親に聞いたのかな?だから早く帰ってきたんだ。

次男さんはにっこり笑って手を差し出してきた。だから、その腕を組んどいた。

「あれ、寂しかった?」

「ん」

「んじゃ、留榎兄さんが遊んであげようね」

次男さんのこういうノリが好き。弟くんは大事大事ってするからいっぱい心配する。

次男さんが救急セットを出したとき、玄関の方から音がした。

「あれ、由羅かな?」

次男さんが手を止めたからストップ。なんか三男さんの声と違う声もする。

「あー、お友達もいるみたいだね…」

白々しいよ。次男さん。はっきり遊び相手と…。

「朱音、思考駄々漏れになってる」

頭ポカッてされた。

「はぁ、家につれてくるなって言っても聞かないんだから」

「ん」

「朱音、間違っても由羅の部屋に入っちゃダメだからね」

「ん」

間違えようのない異質なオーラ放ってる三男さんの部屋には入りたくない。