朱色の悪魔


廊下に出て、自分の部屋まで戻る。開けた襖は、弟くんの部屋だった。

「朱音、うさぎマーク貼れよ。いい加減」

呆れ顔の弟くんがやって来る。
ふむ、なんで間違えるんだろ。私。

改めて自分の部屋の襖を開けて、縁側まで出て、物干し竿設置。

夏だからすぐ乾く。楽チン。

「朱音」

び、びっくりした…。全部干し終わったところに弟くん登場。

後ろからぎゅってされてる。

「行ってくる」

「ん!」

ほっぺにチュッてされた。
あう。

「いい子にしてろよ」

「あ…い、いってらっしゃい」

「…行ってくる」

弟くんはひらひら手を振って、行っちゃった…。

うぅ、恥ずかしい。弟くんのスキンシップが徐々にエスカレートしているような。