朱色の悪魔


でも、だからなに。

もうとっくに最後の足掻きで使った劇薬は切れてる。

ほとんど体は動かないし、鉛のように重い。

逃げられない。ここから、出ることなんかもう…。

自爆装置のカウントダウンは止まらない。

動けずそこにいる私を嘲笑うようにその時を今か今かと待ちわびるようにカウントを減らしていく。

「…」

なんで、涙なんか流れるの。

1人になりたかったはずだ。誰も傷つけないように、目の前で誰もいなくなってほしくないから。

なのに、どうして…。


死にたくない。

生きたい。

魁と一緒にいたい…。


…こんなところで死にたくないっ!!!