朱色の悪魔


そんなことを考えてると午前中の授業は終わってた。

朝弟くんがみんなを追っ払っちゃったから私と弟くんは早速クラスで孤立した。

まぁ、仕組んだことだけど。

「朱音、食べろ」

「…」

食べたくない。いらない。

って言ったらボカッと殴られそう。

弟くんの機嫌がいいうちに食べた方が良さそう…。お弁当を取り出すと、なんかメモが挟んであった。

『ご飯よりおかずね』

次男さん抜かりないっ。まぁ、残すこと前提の量を持たせてるけど…。
じゃあおかずだけ食べよ。

二段弁当の上だけふたを開けて箸をつける。あ、ひじきだ。

「なーな、冴木」

「あ?」

あれ。追っ払ったはずのクラスメイトが来た。言っちゃ悪いけど、たぶん赤点魔だ。

ニコニコしてるおバカっぽい人は弟くんの鋭い視線をものともしない。

卵焼きをもぐもぐしながら様子を見てみることにする。