朱色の悪魔


「…ん」

あれ、いつの間に寝てたんだろ…。

ここ、弟くんの部屋?視線だけ向けると、勉強机に真剣に向かう弟くん。

わお、レアだ。

黙っとこ。そう言えば学校行かなくていいって言ってたっけ?

行きたくなかったからいいけど、勉強はしなくちゃなー。1日ダラダラしないように気を付けなきゃ。

「…」

それにしても、やっぱりレアだ。こんなに集中してる弟くん見たことない。

そんなにためてたの?後1週間しかないのに…。

弟くんらしいけど、うーん。

「…何百面相してんだ」

「…な!?」

いつの間にっ!?

弟くんの机の上にはいっぱい課題。うん、早くやろうよ。

「朱音」

「ん」

「やらせろ」

…んー?頭おかしくなったのかな?

弟くん今なんて言った??

っていう間に弟くんがベッドに…って!?

「ダメ!!!」

腰の痛みなんか忘れた。一瞬だけど。

弟くんを突き飛ばして隅っこに避難。突き飛ばしたつもりなんだけど、弟くんさっきの位置から動いてない気がする。

というより、弟くんの頭どうなってんだ!昨日の今日だよ!?マジで死因が伝説に残ったらどうしてくれる!!