遠くからだんだんと抗争の音が近くなってるけど、まだ、遠いな…。
…こうなれば、貧血でぶっ倒れる前に殺るだけ殺るしかない。
右の袖も引きちぎって捨てる。
立ち上がり、呼吸を整える。─っ行ける!!
ドアから飛び出すと、驚いた顔をする男2人に赤を飛ばす。
あと、8人…。
響き渡った悲鳴と共に倒れた仲間を見て我に返ったのか、男たちは一様に銃を構える。
直後、絶え間ない銃声が響き渡り、部屋のものを壊していく。
何発か受けながらも突っ込んでさらに2人、3人、4人…。
「っ来るなぁ!!!」
「っぐ…」
世界が揺れる。赤に染まる。
待って、あと…あとちょっとだから…。
6人、7人…。
最後の2人は既に怯え、腰が下がりすぎてる。
この人たち自体は、悪い人じゃないのかもしれない。でも、枦組は皆殺しだ。
それが、覆ることなどない。
少しずつ歩きながら近づくと、男たちは切れた銃弾を補充することすらままならない。
右側にいた奴に触れると、悲鳴を上げたすぐ後にその声は絶叫に変わる。
そして、あっけなく地に沈んだ男に、最後の1人は悲鳴を上げ、ガタガタ震えると訳のわからない叫び声を上げて部屋を飛び出していく。
…こいつら、本当にあのおっさんの側近たち??
度胸なさすぎだろ…。


