階段の前で モカをはなしたらしく 廊下でまた足元に寄られてしまう。 ごめんね、といいつつ 横をすり抜けて 階段をのぼる。 階段の先、すぐ右に曲がったところに 悠真の部屋はあるらしい。 青を基調とした、 いかにも男子らしい部屋。 「…おいで?」 ドアのところでとまっていると 手招きされる。 おいで、って… ベッドに? ベッドに腰掛けて座ってるんだから きっとそうなんだろうけど。 …無意識? 恋愛に興味なさそうに見えたけど やっぱ、男の子、なのか…