さくらの檻の中で。(仮)


確か、斎藤さんと高橋さんと…
ーードンッ


「わっ?!」



な、なに?!


誰かにぶつか……

「橘さん?なんで…」


目の前には尻もちを
ついている橘さんがいた。

手を伸ばしてかっこよく
引き上げてみる。
あたしがぶつかったみたいだし。


「ありがとう…。
さっきから話しかけてたのに、
なぎちゃん、気づかなかったの??」

「え。」

さっきから?

「ごめん」

「なんか今日、ぼーっとしてるよね…
体育、見学してたほういいんじゃ…」


見学、そっか。そんな方法があった。

…そんなことにも頭が回らないなんて。

でも
「着替えちゃったし、いいよ。
あたしバレーうまくないから
見学してたら成績さがりそうだし。」

「…そっかぁ…あ、なぎちゃん
チーム一緒だったよね、よろしくね…っ」