さくらの檻の中で。(仮)



「噂なんて
気にしなきゃいいだけじゃない?

信憑性のない噂なんて信じて
ばかみたいって、
凪沙も思うんじゃなかったけ?」


それは
いつだったか英語で綴ったあたしの本音。


でも、

「だからって、
気にしないなんて、あたしにはできない。」



どうしたって
ばかみたいって、思ったって
現実の人間関係は
そんな風にまわってるわけで。



あたしは結局
うまくとけ込めなくて
こうして実際友達も少なく
静かに地味に端っこで生活している。


「凪沙って
結構メンドくさいんだね?」



「うるさい!!!!」


わかってる、
滉に悪気がないことくらい。


滉の言うことが
正論であることくらい。


でも。

それでも、あたしは


「あたしは…っ
いつもキラキラしてる
滉みたいな人たちとは違うの!!!!!

周りの反応も気になる。
ばかみたいって、思ってても
結局それが現実なんだから
仕方ないじゃん…っ!!!」