「ところで、次の大安っていつなん?」
希和を抱こうとキスしてるのに、そう聞かれた。
「さあ?明日調べるわ。」
「ふぅん?平日なら、私は学校やし、義人さんはお仕事やけど、大丈夫?」
「あとで手帳見て、相談しよう。今は……」
そう言って、唇を封じた。
けれども希和はやっぱり気になるらしい。
「わかったわかった。」
仕方なく中断して、手帳を開けた。
……明日……いや、もう今日だった。
タヌキ親父め。
「明日は、義人さん一人でいいんだっけ?」
希和が次の大安を探しながら聞いた。
「ああ。起きたらすぐ、原さんに連絡してお父さんの時間を都合してもらえるか聞くわ。……で、次は?……来週の月曜日。」
「う。月曜日。しかも期末テスト。鬼日程だ……」
「……まあ、夏休みになるまで待つか?」
そう聞いたら、希和はぷるぷると首を横に振った。
「前に春秋くんから聞いたことある。7月は祇園さんで、8月は暑いから、京都では商談も縁談も進まへんって。」
……極端な物言いではあるけど、まあ、そういうきらいはあるかな。
俺達の結婚は、とんとん拍子とはいかないらしい。
結局、希和との結婚は延期となった。
俺はちゃんと翌日の大安の午前中に、父親と母親に希和と結婚したいと改めて伝えることができた。
が、さすがに希和は期末テストをさぼるわけにはいかない。
夏休みに入って最初の大安に、俺達は改めて父親と母親に挨拶した。
「坂巻さんには、もうご相談してくださったんですか?」
「ああ。喜んでくださったんやけど、9月の入籍は反対されたわ。……あそこは、うちよりめんどくさいな。希和子があそこに嫁がんでよかったわ。」
父親は顔をしかめてそう言った。
「でも、希和ちゃん、坂巻さんの籍に入るんだから、結局、そのめんどくさい坂巻さんのところからお嫁にもらうってことで……めんどくささは大差ないのかも?」
母親の疑問系のツッコミに、父親は困ったらしく部屋の外に控えてくれている原さんに救いを求めていた。
「あの……反対されちゃったんですか?」
心配そうな希和に、父親は慌てて説明した。
「時期だけな。坂巻さんにしてみれば、大事な養女を慌てて入籍だけさせるという感覚が信じられへんらしいわ。入籍と結婚式と披露宴は同じ日がいいねんて。それに7月8月の暑い時に、養子縁組の結納はできひんって言われたんや。正直、普通に結婚の結納しか考えてへんかったから、結納2回するとは思わんかったわ。」
希和が、やっぱり……と、小さくつぶやいてため息をついた。
希和を抱こうとキスしてるのに、そう聞かれた。
「さあ?明日調べるわ。」
「ふぅん?平日なら、私は学校やし、義人さんはお仕事やけど、大丈夫?」
「あとで手帳見て、相談しよう。今は……」
そう言って、唇を封じた。
けれども希和はやっぱり気になるらしい。
「わかったわかった。」
仕方なく中断して、手帳を開けた。
……明日……いや、もう今日だった。
タヌキ親父め。
「明日は、義人さん一人でいいんだっけ?」
希和が次の大安を探しながら聞いた。
「ああ。起きたらすぐ、原さんに連絡してお父さんの時間を都合してもらえるか聞くわ。……で、次は?……来週の月曜日。」
「う。月曜日。しかも期末テスト。鬼日程だ……」
「……まあ、夏休みになるまで待つか?」
そう聞いたら、希和はぷるぷると首を横に振った。
「前に春秋くんから聞いたことある。7月は祇園さんで、8月は暑いから、京都では商談も縁談も進まへんって。」
……極端な物言いではあるけど、まあ、そういうきらいはあるかな。
俺達の結婚は、とんとん拍子とはいかないらしい。
結局、希和との結婚は延期となった。
俺はちゃんと翌日の大安の午前中に、父親と母親に希和と結婚したいと改めて伝えることができた。
が、さすがに希和は期末テストをさぼるわけにはいかない。
夏休みに入って最初の大安に、俺達は改めて父親と母親に挨拶した。
「坂巻さんには、もうご相談してくださったんですか?」
「ああ。喜んでくださったんやけど、9月の入籍は反対されたわ。……あそこは、うちよりめんどくさいな。希和子があそこに嫁がんでよかったわ。」
父親は顔をしかめてそう言った。
「でも、希和ちゃん、坂巻さんの籍に入るんだから、結局、そのめんどくさい坂巻さんのところからお嫁にもらうってことで……めんどくささは大差ないのかも?」
母親の疑問系のツッコミに、父親は困ったらしく部屋の外に控えてくれている原さんに救いを求めていた。
「あの……反対されちゃったんですか?」
心配そうな希和に、父親は慌てて説明した。
「時期だけな。坂巻さんにしてみれば、大事な養女を慌てて入籍だけさせるという感覚が信じられへんらしいわ。入籍と結婚式と披露宴は同じ日がいいねんて。それに7月8月の暑い時に、養子縁組の結納はできひんって言われたんや。正直、普通に結婚の結納しか考えてへんかったから、結納2回するとは思わんかったわ。」
希和が、やっぱり……と、小さくつぶやいてため息をついた。



