部長、ほかの3年生が一言ずつ言っていき、それが終わったときには3年生のまわりには後輩が集まってきていた。
「先輩、今までありがとうございました」
「引退してもまた来てください」
「先輩たちが引退したら寂しいですー」
友香も、部長のもとに行きたかったが、人だかりが邪魔でなかなか近付けないでいた。
それに気付いたのか部長のほうから友香のもとに近づく。
「宮内、がんばりなよ。今までありがとね」
「私こそ、今までありがとうございました」
ただお礼を言っただけなのに、ふいに涙がこぼれ、友香は焦って手の甲で拭った。
「ほら宮内、泣かないの!別に会えなくなるわけじゃないんだから」
「…部長、今までお世話になりました。また、遊びにきてくださいね」
部長はにこりと笑うと、またいつものように頭にぽん、と手を乗せてくれた。
「先輩、今までありがとうございました」
「引退してもまた来てください」
「先輩たちが引退したら寂しいですー」
友香も、部長のもとに行きたかったが、人だかりが邪魔でなかなか近付けないでいた。
それに気付いたのか部長のほうから友香のもとに近づく。
「宮内、がんばりなよ。今までありがとね」
「私こそ、今までありがとうございました」
ただお礼を言っただけなのに、ふいに涙がこぼれ、友香は焦って手の甲で拭った。
「ほら宮内、泣かないの!別に会えなくなるわけじゃないんだから」
「…部長、今までお世話になりました。また、遊びにきてくださいね」
部長はにこりと笑うと、またいつものように頭にぽん、と手を乗せてくれた。


