夕方、バイトの時間が近付き、昇はなんとなく気持ちが高揚していた。

初めてのバイトだからでもあるだろうが、自分で金を稼ぐのだ。

自分のことは自分でしていくための能力が得られる。


夢ではなく、現実。


夢だけでは生活はできないから。

そんな思いが昇の中を廻るのだった。