帰ろうかと腰をあげたときには、日はすっかり落ちていた。
公園をあとにするとき、友香は昇に声をかける。
「ねぇ昇、」
「ん?」
「今度のテスト、そろそろでしょ?」
昇は少しだけ考えるように目を伏せ、
「あー…
そろそろ、だったっけ?」
と言った。
「うん。
そのときにね、いい点取ってお母さん説得してみる。
諦めないで、できることはがんばってみる」
「そっか」
昇の優しさは、少し分かりにくいけど、確かに伝わった。
ありがとうを、何回言っても足りないよ。
「本当に今日はありがとう。
昇から連絡もらえて嬉しかった。
今度、私からも連絡していい?」
昇が軽く頷いたのを見て、友香はパッと表情を明るくする。
学校以外にもつながりを持てたことが嬉しくて、
今から帰る家のことなど思い出さないほどに。
公園をあとにするとき、友香は昇に声をかける。
「ねぇ昇、」
「ん?」
「今度のテスト、そろそろでしょ?」
昇は少しだけ考えるように目を伏せ、
「あー…
そろそろ、だったっけ?」
と言った。
「うん。
そのときにね、いい点取ってお母さん説得してみる。
諦めないで、できることはがんばってみる」
「そっか」
昇の優しさは、少し分かりにくいけど、確かに伝わった。
ありがとうを、何回言っても足りないよ。
「本当に今日はありがとう。
昇から連絡もらえて嬉しかった。
今度、私からも連絡していい?」
昇が軽く頷いたのを見て、友香はパッと表情を明るくする。
学校以外にもつながりを持てたことが嬉しくて、
今から帰る家のことなど思い出さないほどに。


