あまりより道はせずにまっすぐ家に帰る。

普通ならどこかによって帰ったりするのだろうが、
行きたいところが特にあるわけでもなかった。

だがそこで、ふと目にとまったものがあった。


“アルバイト募集”


赤い文字で大きく書かれた張り紙。

どうやら肉体労働のようだったが、自給もいいようだ。


「バイト…」