友香の母は、いわゆる専業主婦。
年中休みだから、家にいると、必然的に友香は母と一緒に過ごすことになる。
鬱蒼する気持ちを抑えようと、友香は好きなCDを大音量で部屋の中に流した。
音楽を聞いているときは、気持ちが楽になるのだ。
だが、今日はそれが叶わなかった。
「友香っ!ご近所の迷惑になるんだから、もっと音量さげなさいっ!」
友香の部屋に入ってきた母は、ベッドに横になった友香、CDの順に視線を滑らせてゆく。
大量に並べられたCDを見て、母は眉間にしわを寄せた。
「また、こんなにCDなんか買ってきて…」
まるで、嫌なものでも見るように、母はCDを手に取った。
「もう買うのやめなさい。捨てろ、とまでは言わないから」
「なんでお母さんにそんなこと言われないといけないの!?」
納得いかない、と声を張り上げると、母は面倒そうに手を眉間のあたりに持っていく。
年中休みだから、家にいると、必然的に友香は母と一緒に過ごすことになる。
鬱蒼する気持ちを抑えようと、友香は好きなCDを大音量で部屋の中に流した。
音楽を聞いているときは、気持ちが楽になるのだ。
だが、今日はそれが叶わなかった。
「友香っ!ご近所の迷惑になるんだから、もっと音量さげなさいっ!」
友香の部屋に入ってきた母は、ベッドに横になった友香、CDの順に視線を滑らせてゆく。
大量に並べられたCDを見て、母は眉間にしわを寄せた。
「また、こんなにCDなんか買ってきて…」
まるで、嫌なものでも見るように、母はCDを手に取った。
「もう買うのやめなさい。捨てろ、とまでは言わないから」
「なんでお母さんにそんなこと言われないといけないの!?」
納得いかない、と声を張り上げると、母は面倒そうに手を眉間のあたりに持っていく。


