嘘休み

「お母さん、今日なんかしんどい」

私が頭を抑えて言うと、お母さんは

「じゃあ休もう」

と言って学校に電話をかけて。
コンビニに言って私の昼飯を買って。
暫らくすると、仕事に行ってしまった。

私はやることがないな、と適当に携帯をいじりながらだらだらしていた。

六畳の自室で、何が出来るというのだろう。
ある物なんてベッドと机と棚くらいだ。

私は暇さに耐えることが出来ず、休んでいるにも関わらず外に出てしまった。