「けーとーどこー。」




圭人の名前を叫び、キョロキョロ探す小さい頃のあたし。





その横であたしと手をつないでいるのは…







優(ゆう)くん…。




「彩、圭人の行きそうな所は?」




「うーーーん…。あ、ブランコの公園!」



「あ~そうだね!」



優しくあたしにしゃべりかけた白石 優(しらいし)くん。




あたしと圭人より3つ年上の幼なじみ。




あたしも圭人も優くんのことが大好きだった。