今、私は、私の家までの帰り道にある公園のベンチであいつの隣に座っている。 何故かあいつはご機嫌ななめだ。 可愛い彼女とキスできたっていうのに。 『葵、キスの仕方もしらないくせに部屋あがるとか、いうな。喰うぞ。』 キスでも殺されかけたのに 喰われたんじゃたまらない。 「...当分は遠慮しときます。」 『キスの仕方、覚えたらいれてやる。』 キスの仕方なんて知らない方が良いのかもしれない。 でも、でも、 「奏が教えてくれるなら、頑張る」 なんて答える私は本当にあほなんだと思う。