この事についてヨウジに相談することもあった。
しかし、ヨウジの口からは楽しめよとの一言だけ。
この状況、楽しめるはずがないじゃないか…。

虚しく時間ばかりが過ぎる。
それに合わせて想いも強くなっていく。
モヤモヤしたまま季節が過ぎていった。

秋が過ぎ、冬が過ぎ、気づけばもう卒業式を来週に控えるところまで来てしまった。