あの時、胸が苦しかったのはもしかして…夢じゃ…なかった…!?

自分が辿り着いた答えにただただ驚くしかなかった。

大輔にキスをされた自分。
それに対して喜ぶ自分。
鼓動が早まった心臓。

あれが夢じゃないとしたら…俺は…大輔の事が…好き…ということなんだよな…。

ついに目覚めた大輔に対する自分の気持ち。
しかし、あのキスが本当だったのか…本当にドキドキするのか…まだ分からない。

もう一度確かめなければ…。

友樹の胸には小さな決意が湧いてきていた。