芸能事務所。
「それじゃあ、お疲れ様でーす」
一日の仕事を終えて、セーラー服姿の環が事務所から出てくる。
と。
「!」
ドルン、とバイクのエンジン音。
見ると、黒のフルフェイスヘルメットのバイザーを持ち上げ、巽がKATANAに跨っていた。
「巽さん!」
驚いたように環が駆け寄ってくる。
「どうしたんですかっ、お仕事はっ?」
「どうしたんですかじゃないだろう」
巽は環の頭に、ガポッとヘルメットを被せる。
「クリスマスプレゼントはバイクで横浜に連れて行けって言ってただろうが」
「……」
ヘルメット越しに、環の表情が綻ぶ。
「覚えててくれたんですか」
「さっさと乗れ」
巽はハンドルを握り締めた。
「パパラッチにすっぱ抜かれても知らないぞ」
「それじゃあ、お疲れ様でーす」
一日の仕事を終えて、セーラー服姿の環が事務所から出てくる。
と。
「!」
ドルン、とバイクのエンジン音。
見ると、黒のフルフェイスヘルメットのバイザーを持ち上げ、巽がKATANAに跨っていた。
「巽さん!」
驚いたように環が駆け寄ってくる。
「どうしたんですかっ、お仕事はっ?」
「どうしたんですかじゃないだろう」
巽は環の頭に、ガポッとヘルメットを被せる。
「クリスマスプレゼントはバイクで横浜に連れて行けって言ってただろうが」
「……」
ヘルメット越しに、環の表情が綻ぶ。
「覚えててくれたんですか」
「さっさと乗れ」
巽はハンドルを握り締めた。
「パパラッチにすっぱ抜かれても知らないぞ」