BEAST POLICE年末特別警戒スペシャル

飲んで、食べて、騒いで。

こんなパーティーに参加したのは、巽や倉本も久し振りの事だった。

はしゃぎ過ぎたのか、日々の過密スケジュールで疲れているのか。

環はソファに座り、巽の肩に凭れ掛かって眠ってしまっていた。

「もう午前0時か…環さんも眠くなるだろう」

倉本が腕時計を見ながら言う。

「美奈さん、君は大丈夫か。疲れているだろう?」

「私は大人だもの。このくらいの時間平気よ」

シャンパンのグラス片手に、美奈は微笑んだ。

少し酔っているのか、顔が赤い。

「疲れてるのは倉本さんや巽君じゃない?」

美奈は倉本の顔を見た。

「捜査…行き詰まってるんでしょ?」