パソコン店での爆破テロを最後に、犯人の動きはプッツリと途絶えた。

やはりユナボマーの犯行を模倣したものなのか。

動きがない以上、警察もどうする事も出来ない。

倉本や巽も、過去の犯人の犯行を洗い直す以外に捜査のしようがなかった。

こうしている間に、犯人は爆弾の製造技術を磨いているのか。

水面下で、次なる犯行の準備を進めているのかもしれない。

そう思うと、居ても立っても居られなくなる。

手の打ちようがない。

腹立たしくも、もどかしい日々が続いていた。