BEAST POLICE年末特別警戒スペシャル

「結局はここなんですよ」

瀬尾は自身の頭を指差した。

「頭のいい人間だけが、この世の中で生き延びられる。産業革命に胡坐をかいて、資源を食い潰すだけの愚かな連中は生き残れない…やはりユナボマーは偉大だ」

恍惚とした表情で呟く。

「彼は30年以上前から、その事に気付いていた」

「生憎とお前の趣味の話に付き合っている暇はない」

ジリジリと距離を詰める巽と倉本だったが。

「忘れましたか」

瀬尾は起爆スイッチをちらつかせる。