誰か、助けて。






塾に来てから2時間が過ぎた。





「こんばんは〜」





お母さんが迎えに来てくれた。




「「先生帰ってもいいですか?」」






私とお兄ちゃんが声を合わせた。




「いいですよ〜」




先生が返事をしてくれた。





私は帰る準備を始める。




帰る準備を済ませ、教室このドアを開ける。





「ありがとうございましたー」



「ご苦労さまー」





私が言うと、先生が返事をしてくれた。





教室のドアを開け、ガラス越しに香奈ちゃんに手を振る。




車に戻ると、お兄ちゃんも車の中で待っていた。




先に教室を出ていったようだ。