「おぉ!今日は鮭かぁ!美味しそう♥」
家族の中で一番食い自を張っている私は、一番先に席に座った。
「いただきまーす!」
ひとりでバクバクご飯を食べている私を、お兄ちゃんは呆れた目で見た。
「お前食い過ぎ。そのうち豚になるぞ。」
「ならないよ!私全然痩せてるし!みんなに足細いって言われるもん!」
そう、私はよくご飯を食べるのにあまり太ってはいなかった。
どちらかというと痩せていた。
長身で肌が黒く、足がモデルさんみたいだとよく言われていた。
それは、私の唯一の長所で、人には言わなかったが、とても自慢に思っていた。

