Large distance~七夕のように出会う私達~




「あれ?あなたレンの…」



聞き覚えのある声に振り向いたときと、
リンが焦って私を呼んだ声は同時だった



「ナオ危ない!」



目の前に映ったのは
私とあの時の女の人の方向に飛んでくるサッカーボールだった


ゴンッ


鈍い音と共に頭に鋭い痛みが走った



「「キャー!なんで!」」



回りの人が焦る声が聞こえ、女の人を見てみると

そこにいたのは


女の人を守るように抱き締めているレンだった