そんな会話をしていたらあっとゆうまに家についた。
私、お金なくって自転車も持ってないんだよね。
だからなるべく家から近い保育園を選んだの。
おかげで少し遅くなっても大丈夫なんだ。
それから、かいが大好きなロールキャベツをつくっていたら、かいが。
「お姉ちゃん!! お電話なってるよ!!!」
って渡してくれた。
『あ。本当だ。かい、いい子いい子だね。』
と、言って携帯の画面を見ると。
.松田.
あ。この間ホテルまで入ったのになにもしてこなかった人だ。
なんの用だろう。
”はい。神谷です。”
' あの? ゆらさんであってますか?'
”はい。ちゃんと直接交換したんでもちろん。ゆらです。”
' あ。そうですよね。はは。'
”はは。 で、今日はどうしました?”
' あの。また。会えないかなって。'
”あー。ぜひ。いつですか”
' 明後日の15時ころにハチ公前待ち合わせって大丈夫ですか?'
”はい!じゃあ。また明後日。”
' はい。よろしくお願いします。でわ'
プープープー。
なんかふわふわした人だな。。
電話が終わり、かいが大好きなロールキャベツもできあがった。
『かいー!できたよー!』
「わぁぁ!ロールチャベツだぁ♡」
『うれしぃ? チキンライスも作ったからね!』
「へへ♡まっかー!」
『ふふ、そうだね! 食べよっか。』
『「いただきます!」』
かいはいつもおいしそうに食べてくれるなぁ。
ロールチャベツってかわいすぎ。
幸せだよ。お姉ちゃん。
かいといる時はすごく幸せ。
ありがとね。
かい。
.......
ごはん食べ終わって、
お風呂も入って、
2人でギューって手をつないで。
もう片方の私の手はかいがちゃんと眠れるまでお腹のあたりを優しくポンポンしていた。
天使みたいにかわいい寝顔を見ているとなんだか涙が出てきた。
なんでだろうって考える前に私も静かに眠ってしまった。
