年上な彼と年下な私

そんなことを悩んでいたら
日和ちゃんの方からペコっとされた。


距離があるからよくは見えないけど
いつものように笑っている様子はない。


「ちょ、行こう!」

「は?ちょっ…。」


健に腕を掴まれ
俺は咲良ちゃんと日和ちゃんの元へ連れて行かれる。

徐々に距離が縮まる。

俺はなんだか気まずくて。
いつもに増してツンっとした態度を取ってしまっている。
自分でもわかるくらいに。


「咲良ちゃん見ててね!
俺たくさんシュート打つから!」


笑顔で言う健。
こいつの言うことは嘘はない。
本気でたくさんシュートを打つつもりだ。


「楽しみにしてるね!
健ちゃんも永遠先輩も頑張ってください!
ひよと2人で応援してます!」


咲良ちゃんに応援され、
俺は健と一緒にペコっと頭を下げた。

そして俺は
すぐにこの場から逃げるようにして
チームのみんなの方に行く。


ちらっと日和ちゃんのことを見た。
咲良ちゃんは笑っている様子だったけど、
やっぱり日和ちゃんの笑顔はどこか違う感じがして。


こんなの俺が
心配することでもなんでもないのに
心配してしまう。



そんなことを思っていると、
すぐに試合が始まるホイスルがなる。


俺らはゼッケンを着て
試合に挑む。

相手は2年だっけ。
バスケ経験者が3人とか言ってたっけな。


とりあえず、今は
この試合の事をを考えておこう。


試合が始まり、
周りの生徒たちがザワザワとする。

俺はそんなことを気にもしないで
ボールを奪いに行く。


運良く相手からすぐに
ボールを奪いに俺はゴール付近まで走り
健にパスしてシュートへとつなぐ。


健はシュートを打つたびに
咲良ちゃんの名前を叫ぶ。

そういやなんか言ってたっけ。
シュート決めたら叫ぶって。


それから何本かシュートを俺らのチームが入れ
試合はいい方向へ進む。