そんな感じで
私たちは2人で登校。
時刻はもう直ぐ放課後で、
当たり前のように2人揃って
先生に怒られる。
そんな私たちを見て
保健医の瑞樹先生が私たちをかばうかのように
先生に話をつけた。
なんで瑞樹先生が
私たちをかばってくれたのかは
よくわからなかったけど、
先生たちの話が終わると瑞樹先生は永遠先輩の肩をポンっと叩いた。
「先輩瑞樹先生と仲良しなんですか?」
「普通。」
普通…。
私はそこまで先生と今まで
話したりってことなかったから
普通には見えなかった。
なんていうんだろう。
先生と生徒って言うよりは
友達かのように見えて。
私にとっては羨ましくも思った。
「てかもうすぐ放課後だけど、
いつも通りに俺の教室でいいの?」
「あ、はい!」
「なら待っとく。」
そう言って先輩は先に教室へ行く。
私も教科書とか取りにいかないと。
そう思い1年生校舎へと小走りで走る。
「日和!」
外の方から私を呼ぶ声がする。
振り向くと玄也がいた。
私は玄也の元へ走る。
「早いね、今日!」
「学校がテスト期間中だから早く来れた。
てか日和はまだ授業だろ?」
よかった。
昨日みたいに気まずい空気じゃなくて。
そりゃそうか。
変に気まずかったのは私だけだもんね。
なんて思いながら私はいつものように
返事をする。
「あー…
今学校来たばっかりなんだ。」
ははっと笑ってごまかす。
寝坊して、なんて言ったらきっと馬鹿にされる。
でもそんなこと思っていても
「寝坊ね。」
とすぐに見破られる。
私はゆっくり頷く。
そんな私の姿を見て
くすくすと笑う。
「だろうと思った。」
「朝、連絡くれてたのにごめんね?」
「いいよ。
少し心配はしたけど。」
少し心配した。
そういう時は大抵
なかなか心配してくれている時だ。
「でもあまりにも遅すぎじゃねぇ?
もうすぐ放課後だけど。」
「永遠先輩と途中であって
寄り道してきちゃった!」
「…永遠先輩と?」
「うん。
お昼ご飯奢ってもらっちゃった!」
「ふーん…。」
…あ。
だめだった。
こんな話。
仮にも先輩は男の人。
なにもない。
そんなことわかっていても彼氏からしてみるといい気持ちはしない。
私でもたぶん玄也の立場にいたら
同じこと思ってる。
だけど、
隠すつもりもなにもない私は、
嘘なんて1つもない真実の言葉しか言いたくなくてすぐに誤解を受けないように言葉を返す。
「えっ…と。
たまたま先輩に会っただけだよ?」
「分かってる…。」
いつもより冷たく感じる
玄也の返事。
私はどう伝えればいいのか
分からなくて。
言葉を考えれば考えるほどに
なにをどう言えばいいか悩んだ。
「…玄」
「俺を見て。」
「へ…?」
そう言われて私は玄也の方を見る。
どきっ。
「日和は…。
俺じゃねぇんじゃないの?」
真剣に見つめる玄也の瞳。
俺じゃねぇんじゃねぇの…って?
私は頭が少しついていかなくて
戸惑うばかり。
「え…どういうこと?」
「日和が見てるのは…
俺なのかな?」
「それは…」
玄也だよ。
そう伝えようとすると
「永遠先輩じゃないの?」
″永遠先輩″
「……そんなことないよ!」
「…今の間ってなんなの?」
そんなことない。
それは私の本当の気持ち。
なのに、
即答じゃなくて、
変に間が空いてしまった。
そんな私にため息をついて、
足元に置いてたカバンを手にとり
帰ろうとする玄也。
待って、
「玄也!」
私は玄也の手をとる。
だけど、
「ごめん。ちょっと距離置こう。」
そう言って私の手を優しく振りはらい
この場から逃げるように歩き出す。
「玄也…。」
振り払われたこの手。
そんな自分の手を見つめ、
私はどうすることもできなくて、
ただ、その場に立ち尽くすことしかできなかった。
私たちは2人で登校。
時刻はもう直ぐ放課後で、
当たり前のように2人揃って
先生に怒られる。
そんな私たちを見て
保健医の瑞樹先生が私たちをかばうかのように
先生に話をつけた。
なんで瑞樹先生が
私たちをかばってくれたのかは
よくわからなかったけど、
先生たちの話が終わると瑞樹先生は永遠先輩の肩をポンっと叩いた。
「先輩瑞樹先生と仲良しなんですか?」
「普通。」
普通…。
私はそこまで先生と今まで
話したりってことなかったから
普通には見えなかった。
なんていうんだろう。
先生と生徒って言うよりは
友達かのように見えて。
私にとっては羨ましくも思った。
「てかもうすぐ放課後だけど、
いつも通りに俺の教室でいいの?」
「あ、はい!」
「なら待っとく。」
そう言って先輩は先に教室へ行く。
私も教科書とか取りにいかないと。
そう思い1年生校舎へと小走りで走る。
「日和!」
外の方から私を呼ぶ声がする。
振り向くと玄也がいた。
私は玄也の元へ走る。
「早いね、今日!」
「学校がテスト期間中だから早く来れた。
てか日和はまだ授業だろ?」
よかった。
昨日みたいに気まずい空気じゃなくて。
そりゃそうか。
変に気まずかったのは私だけだもんね。
なんて思いながら私はいつものように
返事をする。
「あー…
今学校来たばっかりなんだ。」
ははっと笑ってごまかす。
寝坊して、なんて言ったらきっと馬鹿にされる。
でもそんなこと思っていても
「寝坊ね。」
とすぐに見破られる。
私はゆっくり頷く。
そんな私の姿を見て
くすくすと笑う。
「だろうと思った。」
「朝、連絡くれてたのにごめんね?」
「いいよ。
少し心配はしたけど。」
少し心配した。
そういう時は大抵
なかなか心配してくれている時だ。
「でもあまりにも遅すぎじゃねぇ?
もうすぐ放課後だけど。」
「永遠先輩と途中であって
寄り道してきちゃった!」
「…永遠先輩と?」
「うん。
お昼ご飯奢ってもらっちゃった!」
「ふーん…。」
…あ。
だめだった。
こんな話。
仮にも先輩は男の人。
なにもない。
そんなことわかっていても彼氏からしてみるといい気持ちはしない。
私でもたぶん玄也の立場にいたら
同じこと思ってる。
だけど、
隠すつもりもなにもない私は、
嘘なんて1つもない真実の言葉しか言いたくなくてすぐに誤解を受けないように言葉を返す。
「えっ…と。
たまたま先輩に会っただけだよ?」
「分かってる…。」
いつもより冷たく感じる
玄也の返事。
私はどう伝えればいいのか
分からなくて。
言葉を考えれば考えるほどに
なにをどう言えばいいか悩んだ。
「…玄」
「俺を見て。」
「へ…?」
そう言われて私は玄也の方を見る。
どきっ。
「日和は…。
俺じゃねぇんじゃないの?」
真剣に見つめる玄也の瞳。
俺じゃねぇんじゃねぇの…って?
私は頭が少しついていかなくて
戸惑うばかり。
「え…どういうこと?」
「日和が見てるのは…
俺なのかな?」
「それは…」
玄也だよ。
そう伝えようとすると
「永遠先輩じゃないの?」
″永遠先輩″
「……そんなことないよ!」
「…今の間ってなんなの?」
そんなことない。
それは私の本当の気持ち。
なのに、
即答じゃなくて、
変に間が空いてしまった。
そんな私にため息をついて、
足元に置いてたカバンを手にとり
帰ろうとする玄也。
待って、
「玄也!」
私は玄也の手をとる。
だけど、
「ごめん。ちょっと距離置こう。」
そう言って私の手を優しく振りはらい
この場から逃げるように歩き出す。
「玄也…。」
振り払われたこの手。
そんな自分の手を見つめ、
私はどうすることもできなくて、
ただ、その場に立ち尽くすことしかできなかった。
